| 春風亭柳太郎真打昇進披露興行 |
   朝はビーチにいく女子短大生と思われる奴らの乳&メイク談義を電車で聞きながら夢の中 夕方は江戸川花火大会にいく浴衣と甚平のカップル達を車内でみつつ 何が悲しいっかって野郎同士で新宿で待ち合わせ。既婚者1名、未婚者2名。 25日に日帰り富士登山に誘われてるのだが諦める旨を再度伝える。 大体、登山経験もないのにいきなり富士はムリ。因みにアド街は富士山。
赤坂見附の『てんや』で軽く腹ごしらえした時に別の後輩2人が入籍、披露宴の予定があるのを聞く。 披露宴に色物的なビデオレターでも送ろうかと後輩2人にまた、いじられる私。 そんな前置きはさておき、国立演芸場に初めて行ってきました。国立劇場に付属してるんですね。
会場は意外と広く、浴衣をきた女性客も多く、密かな演芸ブームもあるのかなと。 昇太師匠人気もあるのかも知れないと思ったのは桃太郎師匠の高座を聞いてから。 確かに昇太師匠は新作で人をひきつけるパワーのある高座だった。
ゲストは桂花丸、春風亭柳好、春風亭昇太、笑福亭鶴光、三遊亭小遊三、 仲入り口上が入り、昔昔亭桃太郎、三増紋之介の曲独楽、トリが春風亭柳太郎でした。
幕があくと、明治大学体同連柔道部の後幕が。彼は落研出身かと思いきや、柔道部だったとのこと。
前座となる桂花丸は出身地の岩手県衣川村の田舎ぶりと岩手弁と標準語の違いのネタ。 二つ目として、掴みはまあまあかなと。 続いて兄弟子の真打ち柳好の登場。柳太郎との関係の紹介から俳句ネタで『とてとてとてと』とかいう内容の演目。 昇太師匠は時事ネタで田原総一朗をどうにかしろ!ってのと 腰故障してるのにサッカーで走り回る朝青龍の恐るべき体力を笑いを交え、讃えつつ、 自作ネタに入る『貴ノ爪』という小学生力士ネタ。 この日の場内一番笑いが上がっていました。さすが新作落語で数々の賞を受賞してるだけあるなと。
続いて鶴光師匠は上方だから柳太郎なんて知らんのに、なんで呼ばれたのかわからんといいつつ ご祝儀を私にまでくれる両親が素晴らしいと讃え『紀州』を。 さすが鶴光師匠、エロネタを交えつつも徳川15代将軍をスラスラいう落語家としての才気もみせ、 仁鶴師匠のあとに続く関西の重鎮を目指す落語家といえる高座でした。 オールナイトニッポン時代から好きだった鶴光師匠の落語を 初めて聞いたんですが、ちゃんと落語家してるんだなと、 鶴瓶を『らくごのご』で見直した以上の上手さを感じました。 続いて小遊三師匠は先に『紀州』をやられちゃってと何やろうかと思案しつつ 泥棒ネタの『花色木綿』を。流石にうまかったが、本調子ではなさそうだった。 仲入りで15分の休憩を挟んでの口上は、弟子をとりまくった師匠の故柳昇の話から柳太郎氏の人柄、 フランケンシュタインとブルドックを足して割ったようなインパクトある顔に大きな体躯と 落ち着きぶりから、昇太とどっちが師匠かわからないといった話が進みました。 そして皆さんの礼の後、幕が下り、改めて柳昇の一番弟子、昔昔亭桃太郎師匠の登場。 ネタはやらずに柳昇師匠と昇太師匠と柳太郎の思い出話で終わりましたが 昇太の追っかけ10人くらいとの合コン話が面白かった。 茶碗に文句つけつつ、お茶を飲むだけで芸になるという佇まいは伊達に長年やってないなと。
そして曲独楽の三増紋之介の登場。独楽の美しさにしばし見とれてしまいました。 勿論、芸も一流で回す手つきまで凄いなと。最後にはいつもよく組んでた柳太郎氏ではなく 前座の昇々君を手伝いに呼び、綱渡りの曲独楽を披露。 それがトトロのワンシーンに感動して思いついたとのことで トトロのぬいぐるみを独楽に載せて、曲に合わせて回転して綱を上がっていくという見応えのある芸に 場内大喝采。こんな盛り上がりの後、真打披露の古典をやるのは辛いだろうなあと正直思った。
トリをつとめる柳太郎師匠のお題は『船徳』。 『お初徳兵衛』の物語の前段になる話である。語り口はなかなか軽妙だけど やはり、昇太師匠に比べればまだまだといったところ。 しかし見せ場となる船を漕ぎながらの語りはなかなか扇子使いがうまいなあと思いました。 落語は語りだけでなく、こうした動作で時に名人芸を感じられるところが、 他のケーハクなお笑いにない良さだと思います。
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