『日本が重要な役割を果たしている地球温暖化問題もグローバル化の問題点を示している。
2005年に発効した京都議定書は、地球温暖化を防止するうえで重要なステップとなったが
二酸化炭素を始めとする温室効果ガスについて、世界の3/4を排出する国々が枠組に加わっていない。
最大の排出国である米国に加え、中国を始めとする途上国にも削減の義務がない。
主要排出国の一つっあるインドネシアの場合、工業化によるものではなく
森林伐採が進んでいるこてが地球温暖化に影響している。
森林伐採に伴う温室効果ガスの影響が大きいにもかかわらず、
議定書には森林伐採に対する規制は盛り込まれていない。
温暖化を防止するうえで、温室効果ガスの削減を促す何らかのインセンティブ(動機付け)が必要だ。
技術革新もその一つといえる。
現在の温暖化防止を取り巻く状況は全体的にフェアではない。
日欧には排出権を買ってやりとりする市場ができている。しかし米国はそうなっていない。
この問題に対処するためにきちんと世界が団結していない。
私の本(世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す)が書かれて以降、
問題は当初予想していたよりも速いペースで悪化している。
ノーベル平和賞を受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、95年の第二次評価報告書で
人為的な影響による地球温暖化の決定的な証拠を示した。
だが、ここで一つ大きな過ちがあった。
温暖化ペースが誰も予想しなかった程速いペースで進んでいることを見逃していたことだ。
北極の氷が解けるのには74年かかると見られていたが、昨年の夏には温暖化の進行で40年に短縮された
地球温暖化のプロセスが更に加速しているのだ。
以前、スイスのダボス会議に出席した際、石油業界の経営者が地球温暖化問題について
『北極の氷が解けると、海底にある原油により低いコストでアクセスできる。いい面もある』と
言っていた(笑)
そういった楽観論もあるが、それはそれで米国とロシアの石油資源をめぐる争奪戦が起こるという
国際問題を引き起こす可能性も出てくる。』(産経新聞11月1日)
確かにアメリカ、ロシアだけでなくグリーンランドを保有するデンマークやノルウェーなど北欧諸国や
カナダなども石油や鉱物資源を狙って、今後、北極紛争が起こりかねない状況なんだよな。
南極条約のように大陸がないので、どこの領土でもないとは言えないところが厳しい。
北緯何度からは共有にするしかないよなと。しかしどこかの国が鉱物資源採掘するとか言い出したら
歯止めは効きそうにないし。
でもそんな単純な笑い事ではなく、世界の低地や南方の島国が水没の危機があり
それだけではなく海流の流れが変わる事で今後予測できない気象現象が起こる懸念が大なので
目先の利権にとらわれるのではなく、グローバル単位で物事を考えていく人が育たないと
更に危機は広がっていくことでしょう。特にエマージング諸国はなあ。
中国も罰則を設けてようやく環境対策に乗り出してるようだけど
どこまで機能してるのかがわからない。
インセンティブは必要だけど排出権取引といったまやかしなものではなく
環境対策に取り組んだ企業や国を表彰する制度はもっと増えていいと思う。
まあこの星に人が生きてることがすでに環境問題なんだが。
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